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サラバ!(小学館)~西加奈子さん

「サラバ!」、第152回直木賞受賞作です。
10年近く前に読んだ本(先日記事にした「陰日向に咲く」)の内容はさっぱり覚えてなくても、今年読んだ本はさすがに、まだ記憶に残ってます。
上下巻で700ページを超える大作ですが、そう苦労なく読めました。

サラバ


僕はこの世界に、左足から登場した。
と、この小説は始まります。

主人公の歩=あゆむは作者西加奈子さんと同じ1977年イラン・テヘラン生まれ。
小学生時代をエジプトのカイロ、中・高校を大阪、大学から東京に出ます。

西さんは大学まで大阪、就職を機に東京で暮らし始めるので、異なる部分もありますが、ご自身の経歴と重なるところの多いストーリーです。

もちろん、この小説の家族構成・行動、とりまく人々はあまりにもフツーではない^^ので、創造でしょうが、主人公の人生の縦糸に横糸としてからんでくるのは、阪神・淡路大震災、アラブの春、スフィンクス前でのテロ、ジャスミン革命、東日本大震災と、実際に起こった出来事です。

「サラバ!」は少年だった歩とエジプト人の親友との間の合言葉のようなもの。

もちろん「さよなら」という意味なのですが、元気? 明日も会おう、グッドラック、これからも一緒だよみたいなニュアンスもある、2人だけに通じる言葉です。

30歳を過ぎて、歩は奇跡的にエジプト人の親友と再会し、カイロからの飛行機の中で小説を書きたいと思い立ちます。

そして37歳で、小説を書き上げます。
西さんのこの「サラバ!」も37歳での発行です。

小説の最後は、こうです。
僕は、左足を踏み出す。


スタイリッシュな西加奈子さん。
以前は誰に対してもタメ口で、もうちょっと大人の女性の口のきき方ができないものかしらと、思ったものですが、このごろは何だかチャーミングに聞こえ出したのが不思議です。






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