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「君たちはなぜ、怒らないのか 父・大島渚と50の言葉」と「御法度」

大地震を始めとした自然災害、原発関連、高齢化社会、貧困や格差、昨年の場合は宝塚100年・・・、ここ数年、ノンフィクションの本を読む機会が増えました。

これも、その内の1冊。
『君たちはなぜ、怒らないのか 父・大島渚と50の言葉』は2013年1月に亡くなった映画監督、大島渚さんの2人の息子、大島武さんと大島新さんの共著です。
昨年読んだ本の中では年末に読んだこともあって、一番印象に残っています。

大島1


武さんは今年52歳で大学の教員、新さんは今年46歳で映像関連の会社の代表です。

2人は父、大島渚さんの著作や、映像記録、家庭内でかわされた何気ない会話などの中から50の言葉を抜き出して思いを語っています。

ただ、この本のタイトルにもなっている、「君たちはなぜ、怒らないのか」に関しては、直接この言葉を言っているのを聞いたり読んだりしたのではなく、父大島渚の発信してきたメッセージの通底にこの言葉があったのではないかと思えたからなのだそうです。

「・・・なんで、そんなに物わかりがいいんだ。自分なりにできることっていうのは、君たちにとって無理なくできることで、それだけやってたら飛躍はない。世の中、不条理なことがいくらでもあるじゃないか。変えようと思わないのか。なぜ、怒らないのか。・・・」

今の若い人たちにとって、大島さんは1999年に最後の映画を撮って、闘病生活中心になりましたから、もはやよく知らない人です。

そのことを知って、“大島渚の子ども”という人の目がわずらわしかったのに、父親の風変わりな映画監督としての履歴、人種、国籍、性別、職業、学歴といった分類キーで物事を捉えない生き方、家族への愛があふれた日常を伝え、残すことを思い立ったのです。



新さんの小学校の卒業式に、父母代表として先生方に語ったお礼の言葉は、いまだに同窓生の胸に残っているそうです。

また武さんの小学校時代の宿題に「親に作文を書いてもらうこと」というのがあって、大島渚さんはよその親御さんより早く「タケノコごはん」という作文を書いて、武さんに託しました。

渚さんが武さんと同じ小学生のときに戦争があって、友だちのお父さんや担任の先生が出征して戦死したことなどを先生にごちそうしてもらった「タケノコごはん」のおいしさとともに書いているのです。

1冊の絵本として子どもたち、また親にも残したい一編でした。

大島渚さん活動をリアルタイムで知っていますが、印象に残っているのは「バカヤローッ」と叫ぶ大島さんの姿です。
社会に対して怒る人のいなくなった今、失った残念さが募ります。



大島監督の様々なトピックを知りながら、肝心の映画を全編とおして観たことがありません。
で、今年になってレンタルDVD観てみました。

監督最後の作品『御法度』です。
1999年公開、松田龍平さんのデビュー作。つるつる肌の龍平さんです。
龍平さんを観られたのはよかったけれど、大島作品、やっぱり私の好きなタイプではありませんでした。

大島2




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